はっぴいえんど「はいからはくち」 日本語ロックをやるなら、日本の文化を置き去りにするなかれ
トキです
初めて行く食堂で
必ず最初に頼む食事は親子丼です
理由はないですが
もう5・6年続けてると
その食堂のおいしさがそれだけで大体分かるようになりました
寿司屋は
えんがわ始まりの卵終わりです
卵を最後に食べるのは理由があって
そのほんのり甘い握りが、堪能した後のお口直しに丁度いいです
えんがわは趣味です
すきなひとから教わりました
ケーキにコスメ、洋物のブランド
絵空事みたいな写真撮って気取って歩き
ぼくははいから?
いいや、お前は日本人
目次
はっぴいえんど
日本語ロックを語るうえで避けることのできないバンド「はっぴいえんど」
メンバーの誰をとっても掘り下げるのにかなりの時間がかかります
単体での重みがえぐすぎて沼です
そういえば
最近よく行く楽器屋さんのおっちゃんから
「こっちの地方に鈴木茂さんが来られるときは、僕ドラムのサポートでいくんだけど、めちゃくちゃ優しくてさぁ~。オリジナルのドラムフィルいれてもさ、、、」
なんて話をされて、鳥肌が立ちました。
え~、身近すぎない?(汗)
まあそんなことはさておき
このバンドの曲の特徴は
面白くてそれでいて巧な日本語歌詞がのっている
というところです
このバンドが出来た1969年頃の日本には
「ロックは英語でするもんだ」なんて風潮があったりしたらしく
はっぴいえんどに対して賛否両論あったそうです
日本語って独特な響きがあるから
やっぱりカッコよさで言うと英語に劣るなんて声もちらほら
それでもはっぴいえんどの曲は唯一無二で
現代のすべての日本語ロックがここに通ずる
といっても過言ではないくらい
絶大な影響を与え続けてきました
はいからはくち
そんなはっぴいえんどのアルバム「風街ろまん」から<はいからはくち>
はいからはくち
はいからな白痴
肺から吐く血
2つの意味が込められているそうです
はいからな白痴
海外のものまねばかり
先端だけで争っている人たちへの皮肉
白痴とは能無しという意味
でもそういう人たちの苦しみ
何もないのに出さなきゃいけない
肺から吐く血
冒頭に流れる和太鼓の音色はまるで
「お前たちは日本人だ、覚悟して聴け!」
なんて言われてるみたいです
そこからの
このポップなロックサウンドは反則でないでしょうか
ギター、ドラムのソロパートかっこよすぎる
これぞ大瀧詠一のロックです
他の曲とは違ってかなりポップなものに仕上がっていますね
歌詞も
それぞれの言葉はポップであるのに対して
その使われ方が絶妙に黒であるのが刺さります
日本の文化を大切に
日本文化の素晴らしさは
複雑性にあると思ってます
複雑で雑味があって
とっつきにくさはあるし
海外の文化みたく直で感じるものは少ないかもしれないけど
何か心に響いて残り続けるものがありますね
どんなものでも
自分も海外へのあこがれが強い時期があって
「日本っていうのはなんでこんなに退屈で窮屈なんだ」
なんてほざいてたころがありましたが
はっぴいえんどに出会ったとき
日本って実は凄いんじゃ???
って気づくことができました
よかった
まあこんなこと言うには「まだまだ若い」っていわれそうなんで
もっと年取っていきます
〆(追伸)
最近、自分がハイカラだな~とおもった瞬間は
マックでチキンクリスプを頼んだ時です
どう?ハイカラでしょ
トキ